女性に対する暴力問題 9
サウジアラビアでは、宗教法と社会的慣習により、女性は財産の所有権を有し、夫や男性親族から金銭的援助を受ける権利を与えられます。
しかしながら、女性にはほとんど政治的・社会的権利がなく、平等な社会の一員として扱われていません。
活動している女性の人権擁護団体もありません。
女性が、外国人を含めて、車を運転することは違法であり、男性がいるときは、公共施設の使用を制限されます。
女性は、都市バスに乗るときは、別の後部入口を使用し、特定の場所に座らなくてはならないのです。
女性は、従業員と男性親族以外の男性が運転する車に乗るときは、ムタワ・イン(Mutawwa'in)により逮捕されるのを覚悟しなければなりません。
女性は、男性親族の同意なしで内科治療のために病院に入ることを許されません。
法律と慣習により、女性は1人で国内旅行や外国旅行をすることも禁止されています。
女性は、人前では、アバヤ(abaya)という身体全体を覆う黒い長衣を着用し、頭と顔も覆うことを要求されます。
ムタワ・インは、一般に、アラブ諸国やアジアやアフリカ出身の女性に対して、西洋の女性に対するよりも、完全にサウジアラビアの服装慣習に従うことを期待しています。
にもかかわらず、近年、西洋の女性もアバヤを着用し、髪を覆うよう指示されました。
1997年にムタワ・インは、アバヤを着用し、髪を覆うよう女性に注意し、(服装慣習に従わないときは)いやがらせを続けたのです。